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2005年1月6日(木) レッドクロス新春弾きロック、観に来てくれたみなさん。ありがとうございます。去年の全国ツアーで髪を切りそびれてから、なんかおもしろいことしたいなーと思っていたのですが、リーゼントに皮ジャンで新年の決意を表明しました! どきどきしたりわくわくしたりすることって、むこうからくるんじゃないと思っています。勝手にどきどきしたり、わくわくしていいます。どきどきすることなんて自分じゃないとわからないから。 リーゼントには見事にどきどきしました。 人に話すと冗談にとられてしまうことがおおかったですが、ぼくは真剣でした。 いちばんやらなそうなことをして、どきどきしたいと思いました。 それは自分らしくない、ということではなくて、自分を生かすってことだ。 たまに反対側に自分をおいてみることで逆にもりもりあがってくることがある。 そんな風にして真剣に自分で遊んで、自分を生かしてやることが、日々のハッピーの魔法なんじゃないかなー? リーゼント作成にあたって、レッドクロスのあしなくん、ご協力ありがとうございました。あの凶悪なポマードはシャンプーで2回、そのあと化粧落とし、そのあと石鹸で洗ってもやっぱりまだ落ちませんでしたよ! 曲目 1.平井正也選手宣誓 (全曲ハーモニカ使う予定でしたが、中途半端なことやりたくなくて、強引にギターソロを弾きました。「俺の部屋ー」のところをいっぱい繰り返してうたった。) 2.ネオンホール (リーゼントに皮ジャンでハーモニカホルダーをぶら下げている絵はきっと笑えただろうな〜ギター一本でうたう醍醐味はやっぱり声の微妙なニュアンスを伝えやすくなること。今回の場合、気合) 3.ひなたぼっこ (どんとのローザルクセンブルク時代の曲をカバー。「ネオンホール」の「今日はこんなふうにうたいにきたよ」という歌詞のところから、そのままひなたぼっこにつなげる予定が、キーが外れてしまってぜんぜんダメだった。おもしろいつなぎ方だとおもったのになー残念。ひなたぼっこはバンドでもやりたい。今回はスカっぽいアレンジでやったけど、バンドだとスカでやろうとすると、けっこう嫌がられる。おれは好きなんだけどなー。27日のどんとソングスデイでもやりたいです。) 4.最後に何になりたいか (新曲。とりあえずタイトルはこうしてみました。バンドでやるには随分時間がかかりそうな気がする。そういう曲は、ずっとうたっていく歌になることが多いです。自分の中ではもう大事な曲。) 5.たんたんたん (ほんとにリーゼント効果で、こんな単純な事で、なんだか生まれ変わったみたいで、たんたんたんも違う曲になったみたいに感じた。もう正直たのしくて仕方なかったです。最後のたんたんたたんたーんのところで、新年の決意を言葉にしてうたいました。「いつだってはじめられると思ってるし、終わり方にもこだわらない。ただこうしていまうたってるよ。ありがとう。」そんなこと。) しかし20分は短かったなー。ほんとは、リーゼントでべいびーをうたってみたかった・・・ 新年はどこもかしこも弾き語りです。それは、正月はお客さんがこない→たくさんバンドを呼びたいけど出てくれない→セッティングに時間のかからない弾き語りで、たくさん出てもらって、演奏は短めに・・・ という理由があるようです。 テレキャスターナイトということで、ステージにテレキャスがずらっとならんでいました。みんなそれぞれにあこがれのテレキャスター弾きがいることでしょう。 ぼくの場合はTHE MONYの久保田さん。はっきりいって、おんなじデザインのテレキャスターを買いました。買う時に久保田さんに電話までして、何の木でできているやつか、何年制のやつかとかいちいち聞きながら。ずばり、あこがれですから!その久保田さんは同じ時間におとなり新宿ジャムでやっぱり弾き語りをしていたのでした・・・ レッドクロスのテレキャス使いの中では、傘ぶらんくわのケルくんがすごかった。 あんなに弾けるのにぜんぜん弾けない人の一生懸命さみたいなものがある。熱い。
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2005年1月7日(金) 岡野から借りた松本零士の「男おいどん」を読んでいます。 バイトに行く電車で読む。 バイトの休憩で読む。 バイト帰りの電車で読む。 ずいぶん前に1巻を借りてから続きが気になっていたんだけど、2巻3巻もあいかわらずのおいどんでした。はやく続きを読みタイ。 岡野からやりきれない結末と聞かされているのに、真剣においどんのしあわせを祈りながら読んでいます。 チビ、眼鏡、不潔なおいどんが誰の助けもかりずに自分のペースで生きています。居眠りで工場をくびになって夜間高校の学費を払えなくなって中退。それでもあきらめずによこれたパンツとサルマタケ(パンツに自生するきのこ)しかない四畳半で、あしたのためにきょうも眠っています。 あとから下宿にはいってくる若者につぎつぎ追い越され、まだ浪人にすらなれないおいどん。 だけど、誰にもたよっていないから、誰かに夢をあきらめさせられることもありません。「おまえはいいよな。まだなんにでもなれる」なんて周りからうらやましがられたりする事もあるんです。
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2005年1月9日(日) 岡本太郎の「沖縄文化論」を読んでいます。 ぼくはちょっとくだけた「自分の中に毒をもて」みたいな本より、アカデミックな太郎の本の方が好きです。 沖縄の「なにもない」こと。そのことのもっている意味についてかいてあるところや、八重山に伝わるうたの意味がおもしろいです。 今年は沖縄へ行きたい。 バイトの後下北沢でズロース談義。ファーストアルバムの頃からマーガレットズロースがお世話になっている松本さんにこれからの事をいろいろ相談しました。 ほんとに大事だと思っていることを、ほんとに大事にしているんだなっていうのが伝わってくる。 言葉が音とあわさったときのすごい力をもっている。 松本さんが感じているマーガレットズロースはそんなバンドだそうです。 それを聞いてうれしかった。
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2005年1月12日(水) 一日中、健康保険2月号の絵を描いていた。 去年の大晦日の大雪でどきどきしてしまって、今度は雪景色を描こうと決めていた。 ちょっと手を休めたときに読みはじめた、いしいしんじという人の書いた 「ぶらんこ乗り」という小説に熱中してしまう。 なんとなく今度の絵のイメージと重なるところのあるお話で、どんどんひっぱりこまれていって、結局一日で全部読んでしまった。 なんだかとてもうつくしい散文詩を読んだような気持ちでした。 おんなの人の一人称で書かれていて、すこし話しかけてくるような雰囲気のある文体は、なんとなく太宰治の短編をおもいだしました。 たしか「ある雪の夜の出来事」というタイトルだったと思いますが、 とてもうつくしい話で、学生の頃夢中になったものでした。 そんなわけで、おんなの人のモノローグを読むと、なぜか雪景色が浮かんでしまう頭になってしまったのかもしれません。 本ばっかり読んでいましたが、それでも絵は結構はかどりました。
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2005年1月13日(木) きのう本を読んでしまったぶん早起きしてがんばろうと思っていたけど、 いつもどおりめざめる。部屋にさしてくる光があんまりまぶしいので雪の夜の絵なんか描きたくなくなってくる。 それでもおいしいハーブティーを飲みながらがんばる。 どんな葉っぱがはいっているのかよく知らないけど、すっかり彼女のいれてくれるハーブティーにはまってしまった。前はよく飲んでいたコーヒーも最近ではすっかり飲まなくなった。 夜、バンドの練習。実は今年初めて。年始に粕谷が風邪をひいていたので。 新曲のアレンジに時間をかける。 マーガレットズロースの曲作りはデモテープもなければ、練習を録音して確かめるということもありません。実際うたっているのを聴いてもらって、あーでもない、こーでもないとやっていきます。 なので次の練習の時にはもう忘れているということもよくあります。 だけど今度の曲はなんとなく乱暴にあつかいたくないので、今度の練習の時は録音して聴いてみようとおもいます。 なにか秘密のとてもいいアレンジがあるような気がする。 でも実際うたいながらだと興奮してしまって、その秘密がなにがなんやらわけがわからなくなって、叫んで終わってしまう。 ドラム、ベース、ギター。それぞれがそれ以上ないひっかかり方がきっとあるはずだ。特にベース。だから最近はなにを聴いてもベースに耳がいってしまう。 練習後、岡野が飲みに、もしくは麻雀に行きたそうでそわそわしてたけど、絵がまだなのでごめんなさい。 遅くに家に帰ってから、絵を仕上げた。 細かいところを書き上げてから、一気に降ってくる雪を描いた。 自分が雪を降らせているみたいで、とてもきもちよかった。
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2005年1月15日(土) 8時にバイトを終えて早稲田ジェリージェフへ向かう。 「ミスターボージャングル」のジェリージェフウォーカーがきたことがあるという小さなお店。渡辺勝さんと出合った思い出の場所です。 元エンバディーズの大崎くんのうたを聴きたくてタクシーに乗ってしまった。 乗ったはいいけどメーターが気になってぜんぜん落ち着かなくて、結局お店に着くかなり手前で降りてしまった・・・もうタクシー乗るのはやめようと思った。 8時20分くらいに到着。残念ながら丁度大崎君がうたい終わったところだった。 芋焼酎を飲みながら、懐かしい雰囲気にひたる。なにも変っていない。 ニールヤングがなにかの飲み物の瓶をもって笑っているポスター、当時のまま。 お店のおばさん、当時のまま。 ガムテープでマイクを固定しているマイクスタンド、当時のまま。 あちこち見回しても、ほんとうに時間が止まっているようだ。 もう、7,8年前か、その頃つき合っていた女の子にプレゼントした指輪を、そのこがこのお店でなくしたんだった。 なんだかいま探せば出てきそうな気がした。 その時は相当必死に探して、見つからなかったんだけど。 そんなことを考えているうちに出番になった。 15分くらい。3曲うたった。 うたっていたら、自分だけ歳をとってしまったような錯覚におちいった。 いったい自分はあの頃からどのくらいすすんだんだろうか? じっと試されているような気がしてたまらなかった。 ちょこっとよって、ちょこっとうたって、たのしくお酒を飲んで、話をして帰るつもりだったのに、なんだか重たい気持ちになってしまって、 ブッタくんや大崎君ともほとんど話しもできず店を出てしまった。 誘ってくれたブッタくんは、マーガレットズロースの「雛菊とみつばち」のライナーを読んでくれて、それで誘ってくれんだたと話してくれた。 思わぬ所で、昔の自分に出くわして、また今の気持ちをあたらしくできました。 ありがとう。 学生の頃、タイ料理にはまるきっかけになったティーヌンでトムヤムクンラーメンを食べて、馬場歩き(早稲田から高田馬場まで歩くこと 早稲田用語)して帰った。 雪になるという予報が、ずっと冷たい雨が降っていた。
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2005年1月17日(月) 雨降りの週末より、晴れた月曜の朝のほうが気持ちがいい。 ライブの朝は早起きしたいけど、慢性的に寝不足気味でここぞとばかりに朝寝坊してしまった。 大量にツナとトマトのペペロンチーノをつくる。最近スパゲッティーはなんでもバジルをかける。たいへんおいしい。 2月のネオンホールでの藪こぎ、出演バンドも最高だし、この機会に東京のお客さんにも長野まで足を運んでもらえたらと思って、藪こぎ新聞みたいなものをつくる。高速バスの料金や、おすすめ宿泊施設、観光スポットまで書いてありますが、開場、開演時間やチケット代は書き忘れました。 チラシにしろ、ライブ告知にしろ、本気で一人でも多くのひとに来てもらいたいと思ったら、だんだんあたりまえのチラシっぽいチラシでなくなっていくような気がする。チラシは、当然チラシの為のチラシではないのだから。 実際ライブが終わって手配りしたチラシを読んで、長野まで行きたくなったという人が何人かいてうれしかった。 下北沢モナレコード。上は囲碁サロン、下はラーメン屋にはさまれ、低音は特に絞ってださないと苦情が来てしまうという民家のようなライブハウス。というよりカフェなのかな?かなりかたよった趣味のCD屋さんでもあり、レーベルも運営しているみたいです。 リハーサルでだんだん音を絞っていって、最終的にいつもの4分の1くらいのボリュームになっていました。お店の人に大変申し訳なさそうにもうちょっと、もうちょっと下げてください、とお願いされたので、いえいえこちらこそみたいな感じで、葛藤しながら音を下げ、その間も下から苦情が来るという非常に過酷な状況でした。以前はなかった防音扉もついていて苦労しているんだなーと実感。 大きな音が出せないのは残念だけど、その分生の音に近い状態で聞いてもらえるといういいところもある。演奏していて、変な音ででかく聞こえるよりも、そのまんまの音で小さく聞こえてくる方が気持ちはのってくる。モナレコードがこのまま下北沢でつづいていくのはかなり大変なことだと思うけどがんばって欲しい。 リハーサル後、いつもはスタッフのりなっちに任せっぱなしのチラシやアンケートを刷りにコンビニへ。いつもA4よりちょっと小さい変なサイズの紙に書いているので、結構やり直して苦労した。りなっちは何も言わないけど、こんどから正A4サイズの紙にしよう。そのあとみんなで演奏する曲を決めながらチラシを切ったり折ったりした。なんとなくこういう事を久しぶりにした気がした。チラシもいいものが出来たと思ったので、織り込まないで直接渡すことにしたのでした。 それから3人でハンバーグを食べに行った。途中粕谷が帽子を買っていた。正月、北の国からを見てからゴロウさん帽を買うことに決めていたらしい。似合いすぎていた。 1番目はいなかやろう。前にモニーのレコ発に出たとき音源をもらっていて、新しい雰囲気をもったひとたちだなーと思っていた。ライブは音源よりもよかった。アレンジがこっている曲が多くて、バンド全体で不思議な雰囲気をかもし出していた。 ただ、ちょっと硬いようだった。そこが魅力なのかもしれないが、それでまとまってしまうともったいないような気もした。 2番目マーガレットズロース。レッドクロスの弾きロックで使用したリーゼント作成セットがみつからない。どうやら楽屋に忘れてきたらしい。それでも革ジャンだけは着用してでた。2月の藪こぎで3人ともリーゼントしようよと、ハンバーグ食いながら話してたけど、粕谷はまだほとんど坊主なので「まにあわねーよ」と突っ込まれた。 1.紅茶の歌 (照明が明るくて部屋感たっぷり、どううたい出すか、緊張が走る) 2.自己偏愛家の歌 (革ジャン効果できりりとうたう。振り返ると粕谷のイスが叩いているうちにどんどん低くなってしまったみたいで、めずらしい絵だった。ずっこけ) 3.たぶん飛行機を見ていた (音が小さい分、高音を強めにパキパキとした音作り。それが気持ちよくて、ソロおおいに楽しむ) 4.夜明けまえ (なんと札幌から観に来てくれたお客さんのリクエスト!みんな気合が入っていた。気合入りすぎで、2番の歌詞の「僕は僕と一緒にいてよかった 君は僕をまちがわないから」のところをフライングしてうたってしまう。ここが一番大事だと思っているところだったので、とばした歌詞はとばしたまんま同じ歌詞をもう一度うたった) 5.べいびー (中途半端なこというのやめようとおもったら、結構なにもいわないでうたっていた。一曲演奏するごとに反応がすごかった。だれかが奇声をあげている。そうなってくると、もうどんどんのってくる3人です) 6.石鹸 (リハーサルでここまでって、言われてた音より、でかかっただろうな〜。ごめんなさい。楽しかった) 7.かっこいいこと言おうとしてた (調子が良くなってくると、どんどんテンポがはやくなってしまう。3人がのっていて、それでテンポが変わらない、というのはまだできない。なにしろやってるときはちょうどいいと思っているから) 8.最後に何になりたいか(仮) (新曲が演奏できてうれしいという気持ち。これはなかなか言葉では説明は難しい。そしてそれがよかったって言われた時の気持ちったらない。斜陽もたんたんたんも演奏しないでライブがつくれた。まだまだこれからもっとよくなっていくと思う) 9.パンツの歌 (いきなり歌詞がぶっとんしまい、途中からうたうんならもう全部ジバリッシュ<意味不明語>でうたってしまえ、とばかりに気合を発する。途中かなりぐだぐだだったけど、雰囲気は最高でした。雰囲気、雰囲気。ゾウさんのあくびに代わるコールアンドレスポンスをそろそろ開発しなければ・・・というかそもそもゾウさんのあくびをお客さんに求めるにはちょっと無理があったかもしれない。おとなだから、やってもらいたいんだけど) このライブには福岡からもお客さんがきていて、ほんとに感謝感謝です。 全国ツアーをしてよかった。 札幌にも福岡にも、きっとうたいに行きます! 3番目 中村ジョー うたいかた、というか発声の仕方が単語や母音によって使い分けられていて、とても技巧的だと思った。あんなふうにはうたえない。聴いているうちにだんだん気持ちよくなってくる。スターダスターという曲で、その技巧的唱法は最高潮に達しました。 というわけで次のライブが楽しみです。
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2005年1月21日(金) 髪を切った。ずっと伸び放題だったのは、裸になって散髪するのが寒くていやだったからというのも理由のひとつだったので、服を着たままでもあとかたづけが簡単なケープを買った。ずっと使うだろうからいいものがほしかったけど、100円であったので買ってしまった。何でも100円で買えるのは買い物の楽しみをちょっと奪われているような気もする。 ケープはしゃぶしゃぶ鍋のような形をしていて、切った髪が服につかないだけでなく、床にも落ちないようになっている。便利だけどかなりまぬけな見てくれで、自分で切る場合には邪魔でしょうがない。工作はさみがだいぶ切れなくなったので彼女の裁ちばさみで切ってもらった。2月の藪こぎでまたリーゼントできる程度に短くという注文だったけど、結構さっぱりしてしまった。くせっけなので、適当に切っても毛先が自然にまとまる。それでも切ったあと暫くはお仕置きみたいな髪形になってしまうが、そのうち無造作ヘアーになります。 今度のどんとの命日に友部さんと一緒に演奏する曲を聴きながら、ギターを弾いていたら「ひなたぼっこ」とほとんど一緒のコード進行だった。これは「どんと進行」といっていいでしょう。コード進行を意識しないでメロディーをつくっても、あとでコードをつけてみたら前につくった曲とおんなじだったということはよくあることで、なーんだと思ってしまうけど、それが自分の進行なんだろう。それはワンパターンということではなくて、その人の雰囲気なんだと思う。 それでも全然違う曲がたくさんあって、でもなんとなくそのひとにしかない魅力がでているのだから不思議だ。 ボンゴレロッソを大量にこしらえた。いつもアサリをつかうときはボンゴレビアンコで食べていたけど、トマトソースもとてもいい味がでた。海の生き物の味ってなんなのだろう?全然違う生き物でも海の味がする。開かなかったあさりをこじ開けたらからっぽで、泥のようなものがはいっていた。なんだかそれをみたら海の味というのは、海のなかにあるいろいろなものがたりが凝縮されて詰まっているんじゃないかと思った。うまくいえないけど、海の味にはストーリーがある気がする。 夜はバンドの練習をした。1/17のライブ録音を繰り返し聴きながら新曲のアレンジのアイデアをいろいろ考えていた。だけど今日は元マーガレットズロースの鍵盤弾きの金井君もスタジオにくるので、新曲の練習はできなかった。どんどんイメージが湧いてくるのではやく試してみたい。 金井君が来るまでのしばらくはひなたぼっこのアレンジをしていた。これがおもしろくて、普段のライブでもレパートリーにいれたくなった。もっとたくさん合わせないとだめだけど、なんとなくカバーという感じがしない。新曲のような気がしてしまう。 途中から金井君といろいろ演奏した。金井君はいまもBand of MOJOで鍵盤を叩いているのでばりばりだった。何年ぶりかで「おやじ」をピアノ入りでやってみたら、ものすごいグルーブだった!「おやじ」は金井君が抜けてから一番苦労した曲。ギター、ベース、ドラム、ピアノが全然ばらばらなリズムで演奏しながら不思議なバランスをたもっていた。いまなんとか3人だけでやれるようになったところに金井君がはいったら、すごいことになってた。どんどん加速していくリズムに金井君はぜんぜん遅れない。むしろ引っ張られているような気がした。3人になって随分成長したような気がしてたけど、金井君はやっぱりすごい。 「平凡万歳!」ではもうスタジオから煙がでそうなくらい熱くなった。歌詞はもう「平凡から抜け出そうと」か「イエー!」とか「ワーオ!」しか言ってなかった。かなり楽しかった。 今回金井君と練習しているのはあるプライベートライブのためで、ライブハウスで一緒に演奏する予定はまだないけど、やってみたくなってしまった。 新しい曲でも金井君がはいったらおもしろそうなのがたくさんあるなー
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2005年1月27日(木) どんとソングスデイ どんとの命日です。 横浜のサムズアップというごはんのおいしい、いい雰囲気のおみせで、どんとを愛する人たちがマイどんとソングをうたう「どんとソングスデイ2」(今年で2回目)にゲスト参加してきました。 マーガレットズロースはローザルクセンブルク時代の「ひなたぼっこ」を演奏しました。去年の全国ツアーで浜松の知人夫婦の家に泊めてもらったとき、どんとファンの旦那さんに「ライブオーガスト」のテープを聴かせてもらったのがきっかけです。「どんとはほんとは教祖じゃなくてただのロックンローラーなんだ。」と熱く語って、ぼくにぜひ「ひなたぼっこ」をうたってほしいというのでした。 それまでローザルクセンブルクは聴いたことがなかったぼくは、そのテープがすっかり気に入ってしまって、もらって帰って、テープがびよびよになるまで聴きました。玉城さんのギター、すごい。どんとは解散ライブなのにちっともさみしくなさそうで、お客さんも楽しんでる雰囲気が伝わってきます。 この日のイベントも、ローザの解散ライブみたいに明るくて、「ハッピバースデーどんと〜あの世の5才〜」なんてみんなでうたっていました。 藤沢に住んでた頃のどんととよく遊んでいた人たちがたくさんいたみたいで、司会のひとが演奏の合間に思い出話なんかを話していました。だけどだれも「もしもどんとが生きていたら・・・」みたいなことは話さないので、どんとの死を明るく肯定しているように感じました。 生きているどんとに会ったことがないぼくには、どんとがここにいないことはやっぱりさみしいと思う。 エントリーしたひとたちはみんな自分のうたみたいにどんとの曲をうたっていて、だけどやっぱりどんとらしいところもあっておもしろい。友部さんの息子(ぼくよりひとつ年上!)も出ていて「誰もいない」をうたった。かっこよかった。 友部さんも「声がいい」なんて感心していたり、ゆみさんもぱしゃぱしゃ写真撮ったり、そんなのを見るとやっぱり生きている方がいいと思う。 へたくそでも自分なりにうたっている人たちの歌は楽しかったけど、あんまりうまかったり、どんとを思い出してしまうようなうたいかたはおもしろいとは思えなかった。個人的には真っ黒毛ボックスの「トンネル抜けて」が最高だった。真っ黒毛だった。 審査結果が発表されるまでの間、ぼくたちと友部さんの演奏。 マーガレットズロースはこの日、浮いていたのかもしれない。いつも通りのライブをするつもりで来ていたから。たった一曲でも、人の歌でも、マーガレットズロースってこういうバンドですっていう気持ちは必ずある。 それにしても「ひなたぼっこ」は素晴らしい曲だと思う。どれだけ自分の歌のつもりでうたっても、その時どんとが見ていた景色が自分にも見えてくるような気がする。うたい終わって、大きな拍手をもらった。 きっとその日舞台に立った人はみんな思っただろうけど、じぶんの中にどんとがいるような気がしました。 次に、友部さんが「どんとからの手紙」という曲をうたいました。どんとが熱海から友部さんに送った手紙、その手紙の中に友部さんに捧げる詩が書かれていて、手紙の文章も一緒に友部さんが曲をつけたもの。「じゃあこんど、22日の練習で会いましょう さようなら どんとより」なんていう一節で終わるうた。ほんとに今どんとが手紙をおくってきたみたいで、切なくなった。粕谷だけカホンで参加していて、ぼくと岡野はスピーカーの影に隠れて聴いていた。粕谷は急にやることになったので、はじめて聴くそのうたに一生懸命あわせているのが、すこしおかしくて笑ってしまった。 それから作詞友部正人、作曲どんと、編曲マーガレットズロースの「かわりにおれは目を閉じてるよ」を一緒に演奏した。これはほんとに素晴らしかったし、意味があったと思う。今回友部さんとは一回も練習しなくて、当日のリハーサルだけだったけど、直前にゆみさんと練習したコーラスもだいたいうまくいってほっとした。どんと作曲のはずがほとんど友部さんのうたみたいになっていて、やっぱり友部さんの歌にコーラスをあわせるのはとてもむずかしい。どこでとまって、どこでのびるか、ぜんぜん予測がつかない。友部さんはきっとふつうにうたっているだけなんだろうけど。そこがおもしろい。演奏しながらだんだん誰の作曲とか作詞とか関係なく、素晴らしい曲だと思った。 「あのこがここにいないかわりに いてくれるにはどうしたらいい キッチンのドアは開けておくよ かわりにおれは目を閉じてるよ」 やっぱりぼくはどんとがここにいないのはさみしい。なにも知らないから、やっぱりさみしい。一緒にうたえたらたのしかっただろうな。
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