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2005年4月3日(日) ロックの友 友部さんと横浜Thumbs Upでジョイントライブ。 この日からさかのぼること1ヶ月ほど前、友部さんに突然新しいアルバムのデモ録音をしましょうと誘われました。それが、どういう意味なのかはじめはよくわかりませんでした。あんまり気軽にいわれたもので、試しにやってみるだけで、本番は違うメンバーで録音するのかな?とも思いました。 実際友部さんにたずねてみても、いつ発売するのかも、どこから発売するのかもまだきまっていないようで、つまり「まだよくわからない」ということだったのです。 いままで友部さんと一緒にライブをするたび、いつか友部さんのアルバムに参加できたらなあという夢がどんどんおおきくなって、ついに自分の中に隠しておけないほどになってしまいました。 だからここのところボ・ガンボスやMOJO CLUBが参加しているアルバム「奇跡の果実」やたくさんのミュージシャンが参加している20周年記念ライブ盤「ぼくの展覧会」をなんどもなんども聴き返していました。 普段は家ではほとんどギターは練習しないのですが、デモ録音のCD-Rを聴きながらたくさん練習しました。 そして思ったことは、いままで友部さんといっしょに演奏してきたひとたちはみんな、「友部さんの歌には友部さんのギターとハーモニカ以外には何も必要ないんじゃないか?」と感じながら、やっぱり友部さんの歌がすきで、どうにか一緒にやろうとがんばっていたんじゃないか、ということでした。 ぼくは友部さんの新しいアルバムを100メートル離れたところで鳴らしても、ああこれはマーガレットズロースの演奏だ、というものにしたい。そして友部正人という特別な個性が友部正人としかいいようのないかたちであらわれたらいいなあと思う。 そんなわけでいつもは「おかまいなし」という感じの友部さんとマーガレットズロースのライブは今回、録音を意識してすっきりまとまったものだったかもしれない。それでもいちばん大事なのは、友部さんが全身から放っている「これでいいのだ」というオーラだ。これがあるから、ぼくの視線ははいつもステージの友部さんにくぎ付けだ。友部さんは心配して見ているのだとかん違いしたみたいでしたが、まったく逆で、ダメかもしれないってときにいつも平気な顔をしている友部さんを見て、ぼくは勇気をもらっているのです。 前半はマーガレットズロースのライブ。 1.ごろごろ一週間 2.夜空 3.たぶん飛行機を見ていた 4.ヤキソバ 5.石鹸6.自己偏愛家の歌 7.斜陽 8.べいびー 9.あたらしい絵 10.たんたんたん 11.パンツの歌 12.遊びの王様 すごく集中していたので、あまりしゃべれませんでした。TINYのひさりさんがビデオを録ってくれたのですが、観ていて「いいライブだなー」と思いました。今年のフジロックの一般応募用に送りました。今年はいけるんじゃないかと、去年も思っていましたが、いまもなんでもできそうな気持ちです。 ライブの盛りあがりを気にしていたぼくに、ゆみさんがこんないい話をきかせてくれました。 その場の盛りあがりなんて気にしているようじゃだめよ。友くんなんて会場をシーーーンと静まり返らせて平気なんだから。それでも家に帰ってからだんだんじーんとしてきて、ああよかったぁ、って思うから「三年殺し」って言われてんのよ。 って。 ぼくはいつもうたっている自分の気持ちと観ている人の気持ちはおなじものだと思ってしまう。だからなんだかひとりでやっているような気持ちになると、とてもまじめな顔してうたえない。だけど、ライブってその時だけ楽しければいいものではなくて、そのあともずっと続いていくそのひとのそれからにもずっと残っていくものなのだ。だから「三年殺し」というよりは「三年生かし」といったほうがほんとかもしれない。なんだか自分のことのような気がして、これからしばらくやっていけそうだっていうライブ。そんなのができるなら、そのときはシーンとしてたって平気なのだ。
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